2011年9月28日水曜日

生活と放射線

    ★被ばく限度自然・医療被ばく1㍉シーベルト★

 住民の被ばく限度は、法律で、年間1㍉シーベルトまでと定められていますが、これは、自然被ばくと医療被ばくを除いたものです。
  日本の場合、自然被ばくは年間1人当たり平均1.5㍉シーベルト、医療被ばくは、2.3㍉シーベルト程度と言われています。

 その自然被ばくと医療被ばくを合わせた、約4㍉シーベルトとは別に、さらに1㍉シーベルトの被ばく限度を定めてあるのです。

 つまり、「年間5㍉シーベルト」までは被ばくしてもよいというわけです。

 しかし、年間2.3㍉シーベルトという医療被ばくの値は、1980年代のもので、わが国には、最近の医療被ばくについての正確なデータはありません。

 一方、米国では、1980年に0.53㍉シーベルトに過ぎなかった
「医療被ばく」が、2006年には、3㍉シーベルトと急増しています。

 この背景には、CT検査の普及があります。

例えば、米国では年間の平均的な医療被ばくの半分にあたる1.5㍉シーベルトが、CTの検査によるものです。
CTによる被ばく量は1回の検査で7㍉シーベルト程度になりますが、これは、胸部レントゲン撮影の140回分にあたる量です。

 3回検査を受けると”計画的非難区域”にあたる20㍉シーベルトを越えてしまいます。

★6.5㍉シーベルトまで

 現在の日本の医療被ばく線量は4㍉シーベルト程度と推測できます。
 これに自然被ばくを加えた年間5.5㍉シーベルトを平均的な日本人は浴びていることになります。

 この他に被ばくしてもよい限度が1㍉シーベルトですから、法的には、6.5㍉シーベルトまでを許容するという計算です。

 さらに、タバコの煙にはかなりの放射性物質が含まれている為、毎日1・2箱吸う人は、年間で0.2~0.5㍉シーベルトの上乗せが必要となります。

 医療被ばくを含めると、日本人が浴びる放射線量は、すでにかなりのレベルになっています。

 しかし、医療被ばくでは、病気の発見や治療などメリットがあることを忘れてはいけません。

 しかし、会社で毎年受ける胸部レントゲン検査は、若い世代に結核が多かった時代の名残だと思います。見直しに議論も必要かもしれません。

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