2011年9月27日火曜日

北極海に100㌔超の巨大渦!

海洋研究開発機構(神奈川県横須賀市)は、北極海で直径100キロを超える巨大な渦を発見し、世界で初めて詳細な観測に成功したと発表した。生態系研究などに生かされるという。研究成果は26日、米地球物理学連合の専門誌に発表された。
 海洋機構によると、これまでに直径10~20キロの渦は見つかっていたが、水深100~200メートルにあって水温も低く、生態活動に大きな影響は与えていないと考えられていた。
 海洋機構は昨年9~10月、海洋地球研究船「みらい」で北極海を調査。今回見つかった海洋渦は中心部の水温が最高7度と温かく、栄養分のアンモニアに富んでいた。水深は50~200メートルで、体積は東京ドーム100万個分の1.2兆立方メートルだった。
 渦が観測された北極海のカナダ海盆は栄養分に乏しいが、渦付近ではアンモニアを栄養分とする小型植物プランクトンが多いことも分かった。
 地球温暖化などで北極海では生態系にさまざまな変化が起きており、巨大渦の動きなどを詳しく調べることで、生態系研究が進む可能性があるという。 

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